ジーンズを考える

オバマ大統領が始球式ではいたジーンズが格好が悪いと米国で話題になっているとか。某テレビ局で調査したところ、六本木(新宿?)で35%の通行人がジーンズをはいていたとか。ジーンズはカジュアルで格好が良いはき物であるようだ。
私も1回だけジーンズなるものをはいたことがあるが、1回で懲りた。私にはなぜ皆が好んでジーンズをはくかは解らない。
1.ゴワゴワしていて肌になじまない。
 伸び縮がないので、肌との接触面が擦れて痛い。
2.細くできていて動きが制限される。
 運動機能が損なわれる。
3.股下がピッタリしていて用を足すのにも苦労する。
 普通のズボンはジッパーを下げれば、そのままホースを水平方向に出すことが出来る。後はリラックスして、標的をめがけて放水開始となる。しかしジーンズの場合には股下に余裕がないので、ジッパーが高い位置に付いていることになる。ホースを一旦上の方向に引っ張り出してから、あらためて下方の標的に合わせなくてはならない。要するにホースを逆Uの字に曲げなくてはならない。うまくやらないと、ホースをジッパーで傷付けてしまう。ホース内に残った最後の一滴を振り切ることもままならない。こうならないように、ジーンズのベルトを外してズボンを下げて用を足している男がいるが、何とも情けない格好だ。大便所でやって来い、と言いたい。男はズボンをはいたまま用を足すもんだ(なんてね)。こんな事までして股下の短いジーンズをはく気がしれない。(オバマ大統領は股下の長いジーンズであったが、これが非難の1因でもあった。)
4.ジーンズの裾が地面を引きずるのは非衛生的だ。
 オバマ大統領のジーンズはスニーカーが隠れない長さであったが、これも、短すぎて格好が悪いと言われているようだ。ジーンズの裾が地面に接触していて、雨の日など裾から水が浸透して色が変わっているのをよく見かける。と言うことは、便所でも床面に漏れたしずくを常時掃除して頂いているわけで、ありがたいと言えばありがたいことではあるが、こういう不衛生な人は我が家には絶対入れたくない。
5.すり切れたジーンズは格好が良いのか。
 聞くところによれば、すり切れたジーンズのほうが値段が高いようである。私にはどうにも評論のしようがないが、私の隣に膝のすり切れたジーンズ人が座ったら、私はその穴にたばこの火を付けたくなる衝動に駆られるだろう。もっとも、私は、たばこは40年ほど前から吸ってはいないのだが・・・。

 と言うことで、私は、ダブダブの、裾がくるぶし付近までの長さの、ださいズボンしかはかないことにしている。