エレクトーンの解体

娘が練習していたエレクトーンが壊れて20年になる。2階の置き場所も床が何となくゆがんできたような気がするし、宮城県沖地震もいつ起きてもおかしくないと言われている。このまま放置するのもいかがなものかと、ヤマハに引き取ってもらうことにした。しかし、何やかやと処理項目があって、トータルで数万円以上かかるという。
仕方がないので、暇人の私の仕事になった。配線のすごさは予想していたが、それ以上に、ねじ止めの数のすごさである。電動のラチェットレンチがあったので腕を壊すことなく1日の作業で終わったが、普通のドライバーだけだったら、3〜4日はかかったであろう。

これは植木鉢の受け皿に回収したねじの類。ねじと小物のバネの重さは1190g、これでも100%ではなくて、ねじをただ緩めれば解体できた部品のねじは含まれていない。
ねじを無作為に25本選んで重さを量ると40gだった。従ってトータルのねじ(バネを含む)の本数は約750本と計算された。一台のエレクトーンに千本に近いねじ止め作業が行われていたとは驚きだ。当時としてはかなりの高額の出費であったが、エレクトーンの高さが頷ける。
木質部分とプラスチック部分は市の清掃公社に持ち込んで、処理料として1000円を取られた。
鉄部品、アルミニウム部品、電線と基盤部分は廃品回収業者が無料で回収してくれることになっている。