続庭の放射線

今朝の測定値は0.10〜0.12マイクロシーベルト毎時で、昨日より少し低いかなと思われますが、誤差の範囲です。

私は今日6km走りました。時速60kmで走る車の1/10です。
と言ったら誰でもおかしいと思いますよね。
原発事故の報道では、これと同様の表現がされています。
屋内待避圏内の30kmでの線量が150マイクロシーベルトでした。これは一回の胸のX線撮影600マイクロシーベルトの1/4で直接危険に結びつく量ではありません。

でも本当は150マイクロシーベルト毎時なのです。測定値はシーベルト毎時で示されますが、仲間内では毎時をよく省略してしまいます。しかし、本当は毎時を付けないといけません。新聞報道でもこの毎時が抜けています。従って、数値150と600を直接比較することは出来ません。単位が違うのです。
正しい表現をすると
屋内待避圏内の線量が150マイクロシーベルト毎時でした。胸のX線撮影時の線量を1回につき600マイクロシーベルトとしますと、この場所に4時間滞在するとX線撮影を1回受けた被曝に相当します。これが正しい表現です。
地元住民は、その場所にずっと待避しているわけで、150マイクロシーベルト毎時に滞在時間をかけたトータルの線量は決して無視できません。