あるマジシャンから手品を見せられた。 手品師は客の前に置いた本をパラパラめくる。お客は、めくりの間に指を差し込み、任意の頁でストップさせる。手品師はその頁の右上から諳んじてみせる。という手品である。 本は、泡坂妻夫著「しあわせの書」新潮文庫…
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