フキノトウも採れなくなる

今朝の朝日新聞の投書欄に、田の畦でフキノトウを採っていたら、採るなと言われた。理由は、近くの直売所で販売しているからだそうだ。世知辛い世の中になったものだ。
昭和40年頃までは、松島湾でも海岸線での潮干狩りは自由であった。その後有料の潮干狩り場が幾つも出来てきて、普通の海岸線での潮干狩りも有料になっていった。理由は、漁協が沖合から採ったアサリを海岸にばらまいて養殖していて、漁業権を侵すことになるのだそうだ。その時私は、海岸線の干潟ぐらいは誰でも自由に立ち入って潮干狩りが出来るはずだ。漁業のプロは普通の人が素足で入れないような干潟の先の場所で漁業権を主張すべきだ、なる投書をしたことがある。
田の畦も野原も山も必ず誰かの所有物であろう。従って、そこに生える山菜類はそこの所有者のものと言われれば仕方がない。山菜も買ってこなければ食べられないとは悲しい世の中である。