豚インフルエンザの報道について

このことに関して政府は
(1)正しい情報を知って冷静に行動するように。
(2)適切に調理した豚肉からはインフルエンザは感染することがないので、買い控えは不要。食べ物からは感染しない。
(3)帰宅した時は石けんで手をよく洗い、うがいをすること。
の3点を指導している。一見、至極ごもっともだが、では、具体的に何をすればいいか?、(3)を除いてかいもく解らない。
「正しい情報」とは?、それが解らないから、パニックも発生するのである。最初から正しい情報がわかっているわけではない。事件が解決した後で、これが正しい情報だったと判明する。「適切に調理した豚肉」も、その調理法でもってインフルエンザに感染しなかったら、適切に調理した可能性が高い。どちらも結果論である。結果論でもって国民を指導するとは、何とも心細い政府である。具体的施策は何も持ち合わせていないのである。
マーフィーの法則で「捜し物は最後に探した場所から出てくる」と言うのがある。間違った場所を探していては捜し物は出てこない。最初から、最後に探す場所(正しい場所)を探せば、捜し物は一発で発見されるのだ。
政府の指導は、まさにマーフィーの法則だ。
(3)についてもよく考えると腑に落ちないが、やらないよりやった方がいいのは確かであろう。