タマとの会話(2)

「ミャーゴ」
「なんだタマ、うるさいぞ!」
「何だ、もうこんな時間か、早く寝なくっちゃー、寝不足になっちゃう」
(解説者:うそです、酒を飲み過ぎて、今まで十分寝ていたんです)
「タマ!、寝るぞ!!」
「ミャーゴ、ミャーゴ」
「ちょっと待ってろタマ。人間様はなー、寝る前に、色々な儀式をしなくっちゃーなんねーのだよ」
「布団は奥様がひいておいてくれたからいいんだがね」
「次に、服を脱いで、寝間着を着なくっちゃーな」
「ウーーーム」
「ウォットットット!、タマ!、まとわりつくんじゃないぞ!!。踏みつぶしちゃうぞ!!」
「ウーーーム」
「次はな、NHKラジオ深夜便を聴くために、ラジオとクリスタルレシーバーを枕元にセットしてな。こらタマ!!、レシーバーにじゃれるんじゃーなーーい!!」
「次はな、毎日めんどくさいんだが、逆流性食道炎とかの薬を飲んで」
「最後に、便所に行って」
「おーいタマ!!、何処へ行った!!。おーい、寝るぞ!!」
「ミャーゴ」
「何だここにいたのか。ダッコしてやるか、よいこらしょっと」

「サー寝るぞ」
「タマや!、今日もなー、お前のおかげで楽しかったぞ!」
「ありがとうナ!。明日もまた、よろしく」
「ウーム、ゴロ、ゴロ、ゴロ、・・・」
「お休み」
「ゴロ、ゴロ、ゴロ、・・・」
約1分後、タマはムクッと起き上がると、音も立てずに自分の寝床へ帰って行く。
これで、毎日の生活が終わる。

「Z、Z、Z、Z、Z、Z、・・・・」