タマが病気になりました

今年になって猫のタマが段々痩せてきました。16才なので、おばあちゃんと言ってもまだまだ数年は生きられる年代です。
11月中旬から食事も細くなってきましたので、20日に犬猫病院に連れて行きました。
診断は、肝臓と腎臓の機能障害で、薬で現状維持は出来るものの完治することはないとの事でした。
それからは、朝点滴のために病院に行き、夕方引き取りに行く毎日が続きました。食事は全く食べてくれませんで、点滴のみの栄養補給でした。
食が回復しなければ、第2段階は背中の皮の下へ栄養剤の注射です。
3段階では、腹から胃に管を通して流動食を注入(胃瘻)となるとのこと。胃瘻までして命を繋ぐことはタマにとって幸せなことかと、我が身の死に様をもオーバーラップさせて女房とも悩みました。
結論は、本人が食事を拒否して死の道を進むならそれを尊重しよう。しかし、それでは私たちの気持ちが収まらないので、第2段階まではタマにつきあってもらおう。第3段階はネコの性に逆らうし無理矢理生かされるのはタマの望むところではない、となりました。
一昨日、点滴を終えて返る時に、明日からは第2段階の皮下注射に移ると言われました。ところがその晩から奇跡が起こりました。餌を手に乗せて鼻先に持っていくと、食べ始めたのです。この時は女房とも喜びました。
昨日から2段階目の皮下注射になりました。栄養剤を背中の皮膚の下に注入するのです。最初は背中に大きなこぶが出来ていますが次第に全身の皮の下に分散されて、体に吸収されていくのです。
今朝も病院で皮下注射をしてきました。食が出てきてもしばらくは皮下注射を続けるとのことです。
このまま回復してくれればと、タマの便所掃除係の私としては見守るだけです。