雪かきの風景

私の団地は雪が多くて、仙台市で除雪してくれる数少ない団地の一つだ。今朝は水分をたっぷり含んだ雪が15cmぐらい積もっていた。早速除雪車が来て、道路の雪を路肩に寄せて行った。
さてそれからが大変で、駐車場や玄関近くの雪の移動をやらなくてはならない。でもこれは義務ではないので、町内にはこまめに除雪する家や、全くやらない家までいろいろある。
私が子供の頃は、除雪は子供の仕事であったと記憶しているが、今は全く事情が違う。子供は全く見かけないのだ。
向かいの家の娘さんは、車のエンジンをかけると家に戻り、母親に車の前の除雪をさせてから何も言わずに出勤(?)して行った。除雪したのは車の前だけで、以後旦那も出てこない。
左隣は高校生をはじめに3人の子供を持つ夫婦であるが、奥さん一人が奮闘中だ。間口が広くて雪を捨てる場所がないので、1件隣の空き地まで運ぶのは大変な労働だ。高校生の息子さんは、確か野球部に入っていて、甲子園に行った時の話題作りも兼ねて(??)震災復興のボランチィア活動をしているはずだが・・・?(なんてひねくれた発想でしょうか)。
左斜め向かいの家には若い息子が2人いるはずだが、いつも80過ぎのおばあさんが曲がった腰で効率の悪い雪かき器で奮闘だ。
右斜め向かいの家も若い2人の息子がいる。マンパワーは沢山あるはずだが、除雪には全く参加しない。しかも路上駐車だ。
右隣の旦那さんは几帳面な方で、取り残し無くきれいに除雪をする人だ。(ただし、社会人の独身息子は全く出てこないし、路上駐車だ)
私も、隣の旦那がきちんと除雪されてはメンツが立たないので、仕方なく(??)やっているようなものかもしれない。
除雪後半日経った風景です。

道路の雪はほとんど解けましたが、路肩の雪は堆く残っています。
誰かを批判する意図はありません。雪かきの情景をスケッチしてみました。