頭の体操(その2)

先日は岩手のある博物館で和算問題の解答を募集していた。
久しぶりで高校時代に戻って問題を解いた。
おそらくスマートに解く方法があるのであろうが、私にはA4紙3枚にも及ぶとんでもない計算方法しか出来なかった。江戸時代の数学者がこんな問題をやっていたとは驚きだったが、久しぶりで頭を使った。
たまには、昔習った勉強の復習するのも良かろうと思ったのだった。

最近寒い日が続いて、暖房用の灯油の消費量が増えていている。我が家では、1日の消費量が10リットルにも達しているのだ。
こんなに燃やして酸欠状態にならないのか心配になってきたので頭の体操をしてみることにした。

灯油は辞典によれば沸点が150〜250℃の石油成分となっていて化合物は特定されていないが、ここでは炭素が12原子と水素が14原子(ここでは化学式が書けないので{C12H14}と書いておく)で代表させることにした。
化学反応式は次の通り
  {C12H14} + 15.5{O2} → 12{CO2} + 7{H2O}
1分子のC12H14を燃焼させるには15.5分子の酸素ガスが必要で、12分子の炭酸ガスCO2と7分子の水H2Oが発生する。
灯油の密度が0.87g/mlとすると燃焼に必要な空気の量は95.5立米となった。(空気中の酸素の含有量は20%とする)
一方暖房している部屋は3部屋で、そのトータルは86立米である。
要するに、暖房する部屋と同じくらいの空気の供給が必要なのだ。
購入したストーブの注意書きには、2〜3時間おきに換気せよとあるが至極ごもっともなことなのだ。

これからは時々意識的に換気しよう!、と思った次第です。
(ドアを閉め忘れても、女房には言い訳が立つぞ!!)

もう1つ、燃焼で7分子の水が発生しますが、10リットルの灯油から7リットルの水の発生です。この程度ならば床が水浸しになることはないですね。

  暇人とお笑い下さい、頭の体操のつもりです。