ツバメが子育てに入りました

10数年前に東向きの玄関の上にツバメが巣を作った。その後は巣作りにはかかるものの、途中放棄が続いて現在に至る。

さて今年だが、4月の始めにおそらく雄のツバメが訪れて、しきりにおそらく雌のツバメを呼び込んでいる姿が観察された。
場所は玄関の上と、南側の2階ベランダの上の2箇所だった。
その様子をツバメ語を日本語に翻訳して書く。
「ハーイ彼女!!、俺と一緒にここで巣作りをしねーか」
「私は南の国から来たばっかりなの、急いでダーリンを捜す必要はないわよ。場所もそうだけど、私イケメンがすきなの、じっくり選ばさせていただくわ、ごめんなさいね。」
この繰り返しで約1ヶ月、どちらの雄も相手をゲット出来ずにいた。
でも巣の周りを見ると違いが見られるようになってきた。玄関の巣は少量の巣材が壁に塗りつけられているだけで、進展が見られない。
一方2階ベランダの巣は、並んで3箇所に巣材が塗りつけられて毎日少しではあるが巣作りが進んでいるようだ。そのことは、新しく塗り固められたところは湿って他より黒い色をしていることからも分かる。
5月の始めに2階ベランダでこのような会話が行われた(のではないかなーと想像する)。
「ハーイ彼女!!、俺と一緒にここで巣作りをヤローよ」
「場所と相手によるわよ、ちょっと拝見させてもらおうかしら」
「どうぞどうぞ、貴方に気に入ってもらえるように、3箇所作りかけているんだぜ、作り方も上手いもんだろー、安心して子育てできるぜ。見て!!見て!!どちらがいい?。」
「マー素敵!!、3つの内から選べるのね。私真ん中の巣が良いわ。作り方もお上手そうね、私、貴方に決めたわ。」
と言うわけで、カップルが誕生した。それから4日程で巣が完成した。2羽で共同作業すると、短期間で巣が出来上がるものだ。

おそらく2羽にとって最初の巣作りであろうが、けっこう大きなしっかりした巣だ。このままアクシデントが無く卵を産んで、子育てが完了すると良いのだが。

一方玄関の巣は巣作りが一向に進まず、雄のツバメの呼び込みも少なくなってきているようだ。この先、春風亭昇太ツバメはどうするのだろうか。