医学の常識

風邪の予防と言えば、うがい、手洗い、マスクが常識だ。病院に行けば医者もそう言うし、テレビの番組でも時々取り上げられている。しかし、これって本当に正しいのだろうか。
(1)まずうがいである。呼吸器官から感染するとして、感染ルートは鼻腔、喉、気管、気管支、肺とあるが、喉のうちうがいで洗浄されるのは2〜3cmの長さである。感染の確率は鼻腔に比べて極めて小さいのではないか。それに、唾液や粘液で保護されている喉の表面をうがい水で洗浄してしまったら、鼻腔の汚れた粘液が下がってきた時にかえって感染しやすくならないか?。
このことをプライドが高い医者に質問する勇気はなくて、薬剤師にいじめ質問してみたところ、一瞬まをおいてから、「それだったら鼻のうがい薬もありますよ」と逃げられた。
(2)手洗いは、私も外から帰った時には(まがりなりにも)やっているのだが、これではどうも不十分のようだ。時間をかけて、洗い落としがないように、丁寧に洗わなければならないらしい。汚染を見立てた洗剤を手に塗って洗浄の練習をするTVを見たことがある。
風邪の感染場所で一番確率の高いのは学校現場であろうが、手ばかりを完全無菌に洗っても、ランドセルや教科書などを介して菌が移動することは十分に考えられる。
女房の運転手でスーパーに行って思うことは、奥様連が品物を取り替え引き替え吟味して結局買うのは一つ。これは細菌感染の大きな原因ではないか??。ブロッコリーなんかはむき出しのまま売っている、それを奥様連は素手で吟味する。食べる前に滅菌消毒(茹でる)するかもしれないが、買ってきた物をそのまままテーブルの上に置くこともあろう。
完全なる手洗いが感染予防に不可欠であるとすれば、スーパーはまさに感染源になっているはずだ。
スーパーの入り口には、多くの場合消毒用アルコールが置かれているが、それを利用している人を私は見たことがない。
手洗いが効果がないと言うつもりがない。それなりの効果は期待できるが、ほどほどの手洗いで充分ではと思う。
(3)マスクの効果であるが、ためしてガッテンでも取り上げられていた。結論は、効果があるような・・、無いような・・、と、はっきりしない。
ただ、マスクをしていると、汚染した手で鼻や顔に触れるのが妨げられるようだ。また、患者が咳をした時に、マスクをしていると飛沫が前方方向には飛びにくくなるのも納得できる。
でも、ビールスが患者から放出されるのは咳やくしゃみの時だけだろうか。声を出した時はどうであろうか?。声を出すと声帯は細かく振動して、おそらく、極めて微細で、粒の均一な液滴を多数発生していると思われる。ビールスに感染していれば、マスクを素通りして空気中に舞出るのではないか。
 →公共交通機関に乗ったら会話禁止???、に、なったりして



医学の常識はすぐ覆される。今まではこう言われていたが、最近の研究ではこうだ、と言うのはよく聞く話しだ。

{最近疑問に感じていたことを書いてみました}