今時ですがシモバシラの霜柱の話

昨日今日と氷点下になりました。
庭に出てみると、シモバシラに見事な霜柱が発生していました。

今頃でも見られるのは驚きです。
図鑑(山に咲く花、山と渓谷社)の説明では

冬になって、外気が氷点下になって、地上部が枯れても、水を吸い上げる力の強い植物はまだまだ水を吸い上げる。それが茎の周りで凍って氷塊となる、とあります。
でも、春先までこんな無駄なことにエネルギーを使っていたら、植物は枯れちゃうのではないでしょうか。大昔に絶滅していると思います。
私は単純に、シモバシラの枯れた茎には毛細管現象で水を吸い上げる構造が保存されていて、氷点下になると地中の水分が登ってきて氷塊になるのではと思いました。
シモバシラの霜柱が出来る原因は、生物現象ではなくて、物理現象ではないでしょうか。