ブナの芽生えのその後

ブナはほぼ発芽が終わり順調に本葉を出し始めました。
私は、住所は有りますが・無職の暇老人、日向ぼっこを兼ねて時々観察です。

すでに、早い株はか細い本葉を成長させています。お判りでしょうか、株の根元地面に赤、黄、青の丸いマークが置いてあります。
ブナの実は3角錐型をしていますが、その中に平面対象型の双葉がどのように収まっているのを疑問に思っていましたが、今回の観察で解りました。

双葉を上から見た写真です。ひらがなの”て”に似ていませんか、”右て”と名付けました。

ひらがなの”て”を裏返した形に似ていませんか、”左て”と名付けました。

スケッチで書いた図で、④が”右て”で最初の写真では青いマークの株です。⑤は”左て”で最初の写真では赤いマークです。もう一種類⑥のタイプ、最初の写真では黄色いマークのV型のものです。黄色いマークのV型が、三角錐に納まってもっとも対称性がいいと思われますが、どうして④や⑤のものが存在するのでしょうか?。面白いですね。私の推測では、本来V型のものが、双葉の左右のバランスが少し悪くなって左右のて型になったのかな?、と考えてみました。
もう一つ面白いことに気が付きました。

ブナの種子は座(動物で言うとへその緒か?)を通じて殻斗に繋がっているのですが、ブナは胚が座の反対側についているのです。普通の種子では、(例えば豆では)へその緒のすぐ近くに胚があって、そこから芽が出てくるのです。ブナの胚は、なぜ離れているのでしょうか?、胚にはどこから養分を供給しているのでしょうか?。県立図書館まで行って調べてみたのですが、そんなことを書いた本は見つかりませんでした。そういえば、ブナの仲間のクリも同じですね。栗を食べると、とがった先端付近(座の反対側)に丸い胚芽が残っていますね。

   !暇人の観察です、お笑いください!