何ともかわいそうな中学生の自殺

万引きをしたと間違ったまま記録されていた少年の自殺、これほど痛ましくて、やるせないことはない。この様なことが教育現場でなぜ起きるのか、決して発生させてはいけない事件だ。
中1の時に万引き犯にされたが、そうではないと訂正された。しかしその後でも違った記録が残されていたままだったらしい。担任の先生がその当時同じ学校にいたかは不明だが、推薦入学となれば、同僚の先生方ともあらかじめ相談しあうだろうし、職員会議などにも話題が出よう。担任の先生一人で決定する事項ではなかろう。
万引き生徒のその後の動向は、先生方全員で共有すべきであろう。「あの子は最近よくなった」とか、「以前のままだ」とか先生の間で話題にすべきだが、そのようなことも行われなかったのか。そうすれば間違った情報は訂正されているはずではないか。今回の事件は、たまたま起こったふりょの事故ではない。学校の教育監視体制の不備、欠陥と見るべきだ。

担任の先生には、「この生徒は常に、”万引きをする生徒”」と言うレッテル付きで見られていたのであろうか、かわいそうで仕方がない。
全く心当たりのない冤罪に対して、10歳足らずの少年の抵抗した道・・、気の毒でならない。