ブナの発芽(まとめその3)

ブナの種子は3稜型ですが、この中に鏡面対象の双葉がどのように収まっているのか興味がわきます。

①は殻をかぶったままの芽生え。②は殻が落下した状態で双葉は八の字(八の字の上が繋がった型)の葉が2枚重ねて折りたたまれています。④は殻斗に2個の種子が入っている様子ですが、直角2等辺三角形に近い2等辺三角形の種子です。⑤と⑥は2つの殻を殻斗側から見た双葉の折りたたまれ方です。
⑤のように双葉が折りたたまれていると対称性も良くていいと思うのですが、実際の芽生えを観察してみると、⑥のように、ての字型にたたまれたもの、左ての字にたたまれたもの、八の字とての字や左手の字のものなどいろいろあるようです。双葉のブナで数えてみました。

    八の字型の双葉  23本
    ての字型の双葉  18本
    左ての字型     6本

自然界の生物は対称性がよくできていると思うのです。従って全てが⑤型と思ったのですが、⑤と⑥のいろいろな組み合わせがあるようです面白いですね。
之って、ブナの双葉がのともと不完全に出来ているのか、それとも理由があってこのようになっているのか?、どうでしょうか。

以上、暇な老人の遊びごととお笑いください。