大量殺人事件

米国では銃による大量殺人事件が多発、ドイツでも移民の青年による多数殺人事件、日本はなんて平和で安全な国かと思った矢先、今回の相模原襲撃事件が起こった。
植松被告は、退職前の言動から、正常でないと判断されて、精神保健福祉法に基づいて措置入院させられた(検査から大麻を使用していたことも判明していたようだ)。その後、症状が改善されたとして医師の判断で退院させていたという。しかしこれだけの大量殺人鬼を、薬物中毒として安易に解決を図るのはおかしいと私は考える。
”社会に何の貢献もしないような人間は生きている資格がない”という一種の思想を作り上げて、その通り実行したのだ。思想家を病人として入院させて考えを変えさせるようなことは精神科の医師にはできない。これは、警察の仕事であろう。
同じことはISの戦闘員にも言える。彼らは”アラーの神を信じない者は人に非ず”と非情な殺戮を続けているのであるが、彼らの考えを、病院で精神科の医師が変えられるであろうか、答えは否である。植松被告の行動も(IS戦闘員も)現行の法令に従って冷静に判断されるべきである。身勝手な理屈で、人の命が奪われてはならない。