困ったことになりそうだ

昨年買ってきた姫メダカが2匹だけ年を越した。この春、2匹だけではかわいそうだと新たに10匹購入して水連鉢で育てていた。お腹に卵をぶら下げたメダカはよく見たが、虫眼鏡で水草を丹念に観察するも卵が付着した様子は観察できなかった。
2週間ぐらい前でしょうか、スイレン鉢に孵ったばかりの赤ちゃんメダカ3匹確認した。しかし、その1時間後にはいなくなってしまっていた。もしかして孵ってはいるが全部親に食べられてしまっているのかもしれないと思って、卵を産みやすいと思われる水草の先端を2本を切り離して、植木鉢の受け皿に移してみた。次の日には孵化したばかりの稚魚が10匹誕生していた。さっそく空気ポンプを入れ、餌を与えた。
水が浅くて空気玉(名前が判らないがホースの先端に付けて空気を泡にして出す玉)は使えないので、ホースの先端に重し用にステンレスの針金を巻き付けて水に沈めてエアレーションした。
餌は、市販のメダカ用の餌では大きすぎるので、その餌を乳鉢ですりつぶして与えた。
次の日には子供が20匹に増えた、次の日は*匹、さらに次の日は**匹と、今では数えきれないが100〜200匹になっているようだ。

青い皿が植木鉢の受皿で、右下のが小型の乳鉢だ。この乳鉢でメダカの餌をすりつぶしている。白っぽい点がメダカの赤ちゃんだが・・、これでは何だかわからないので、次の写真でアップしてみた。

でもやはり小さすぎてよくわからない。生まれたばかりが2.5mm、1週間もすると5mm程度になる。毎回口径の大きな虫眼鏡で観察だ。

女房は、決して近くに寄って見ようとしない。そして
「そんなに沢山どうするのよ」
と不満たらたらである。しかし、私のいない時にこっそり見ているに違いない。遠くから沢山いることは判らないはずだ。
スイレン鉢の方は1日に2〜3回は餌をやりに覗いているが、たまに赤ちゃんを1〜2匹見かけるだけで全く増えていない。親たちが全部食べてしまっているのだろう。

子供たちは順調に育っているが、200匹もの赤ちゃんが順調に育ったら、女房が気にするまでもなく大変なことになりそうだ。

さて、話は変わるが、今年も、NHKの夏休み子供科学相談を楽しまさせてもらった。その中に「メダカが子供を増やさないがどうしてか」と言う質問があって、回答の先生は四苦八苦しておられた。
本当のところは、メダカは卵を産んでいたのであろうが卵が小さすぎて発見しにくいこと、卵から孵っても、短時間で親に食べられてしまって成長できないことであろう。



NHKの回答の先生に替わってお答えします。
「メダカがお腹に卵をぶら下げているのを見たら、水草を親から離して、別の水槽に移して飼育すれば、きっと沢山の赤ちゃんが誕生してきますよ」
NHKのアナウンサーに替わって
「頑張ってくださいね」