ダンゴムシ

昨夜の女房と晩酌の時の会話です。
「お母さん、午前中僕は何をしてたっけ?」
「なに、覚えてないの・・」
あきれたような表情で
ダンゴムシを観察していたんじゃあないの」
「ん、だっけか。そうだった。そうだった」
話は1週間ぐらい前に遡るのですが、種子から育てたフシグロセンノウを地植えしたところ、根本付近で何者かにかじられて、生育の悪い株は枯れてしまうし、太い株もかじられた付近で倒れてしまい先端部分だけが頭を持ち上げるような状態になりました。
グリーンカーテン用に撒いた朝顔も、双葉が出始めると、何かにかじられてしおれてしまうのです。
さて犯人は?。
殺虫剤のオルトランを振りかけてみたのですが、効果はなしでした。虫眼鏡で観察するに、ダンゴムシの小さなものが根本付近に数匹、奴らの仕業ではないかと推定するに至りました。ダンゴムシにはオルトランは全く効き目がないようですね。
一昨日、園芸店に行ってダンゴムシ専用(ネキリムシにも効く)の殺虫(?)剤(顆粒状)を買ってきました。さっそく夕方に撒いてみました。

昨日の朝見ると、大小さまざまなダンゴムシが、丸くなって転がっていました。でもよく見ると丸まった隙間から見える脚がまだ動いているのです。

「この薬、本当に効くのかな、しばらくするとまた動き出すんじゃあないかな」
と言うことで、1時間以上もダンゴムシを観察をすることになりました。
まず元気なダンゴムシを採集してきてバケツの底に入れます。ダンゴムシ殺虫剤を2粒いれます。
ダンゴムシたちは、しばらくは逃げ出そうとバケツの底を歩き回っていましたが、その中の2匹が顆粒を食べ始めました。2〜3分すると顆粒から離れてバケツの壁を登り始めましたが、転がり落ちて一旦丸くなる、の繰り返しです。8〜10分すると丸くなったまま動かなくなりました。でも丸まった隙間ではまだ手が動いていました。1時間もすると完全に動かなくなり死んだようです。

フシグロセンノウの方は、かじられた根本付近に土を盛りました。そのうち土中の節から根が出て回復してくるでしょう。