電気料金について

東日本大震災によって、仙台港には津波の被害を受け広大な空き地が出来ました。普通の企業だと二の足を踏むところですが、そこに目を付けたのが石炭火力発電所です。燃料を陸揚げする便利な土地が、格安で手に入ることになったからです。
アセスメント法の適用11.25万kWを下回る発電所を作れば、法の規制値の適用も逃れられます。建設に対して住民側への説明も必要ないのです。この様な発電所が首都圏や関西の共同資本でなんと3件も建設されているのです。3つの火力発電所それぞれはアセスメント法の適用は免れるかもしれませんが、近い場所にできるので、合計した33万kWとしてアセスメント法の適用を受けるべきです。
これらの発電所の電気は首都圏に送られて消費される計画らしいですが、そのことによって東北地区の電気代が高くなることはないのか、東北電力に聞きに行ってみました。
私が聞きたかったことは、東京まで高圧電線で運ぶ時、高圧電線内でもジュール熱で電気が失われるわけで、そのロス分をだれが負担するのかです。
ものすごく複雑な計算をするのか興味があったのですが、結論は以下の通りでした。
電気を東京まで運ぶ場合には
 ○発電所からの電気を東北電力の電線網に載せる   2.1%の電気ロス
 ○東北電力から東京電力の電線網に載せる      2.9
さらに関西圏に運ぶには
 ○50Hzから60Hzに変換する           5.0
 ○中部電力の電線網に載せる            2.2
 ○関西電力の電線網に載せる            ?
従って、仙台火力の電気を関東で売るとすれば10万kWの発電をしても9.5万kWしか使えない、と言う単純な計算方式になっているようですね。今のところは。
このほかに、高圧電線の設備使用料は別に加算されるわけですが、対応した東北電力の社員は詳細は知らないとのことでした。高圧電線の容量を大きくしても、東北地方の一般家庭の電気代が高くなることは考えていないようでした。
世界的に炭酸ガスの総量規制が問題化していますが、国同士の問題だけでなく、日本国内でも地域による総量規制が問題になるのでしょう。宮城県の枠が首都圏向けの火力発電所で窮屈にならないように願いたいものです。


今まで我が家の電気代について深く考えていませんでしたが、今回改めて請求明細を見てみました。
 6月分の請求額               4,015・00円(147kWh)
       基本料金              972.00
       電力料金(1〜120kWh)   2,188.80 (18.2円/kWh)
            (120kWh 超過)   371.49 (24.9円/kWh)
       燃料費調整額           −204.33
       再エネ発電賦課金          388.00
昨年同期は3,392円でした。この金額は平均的な高齢2人家族に比べてどうなのでしょうか、皆さんの家庭ではどのくらいですか。yooさん宅では8,000円ぐらいでしたか?。
私の家では「あなた!、電気消してないでしょう」などと、注意する方も注意される方も気分が悪くなることは言わない。

   ”気が付いた人が黙って消す”

ことにしていて、省電にはそれほど気は使っていません。
私は電気代はそれほど高いとは思っていません。頭にきているのは電話代です。女房と私で1台づつ携帯電話を持っています。利用するのは街に出たときなど離れた場所から待合せの連絡するぐらいです。1か月で通話回数は数回でしょうか。それなのに、1ケ月の通話料が2台で4,000円ぐらいするのです。かかってくるのはドコモからのコマーシャルが大部分です。コマーシャルの費用を私が負担しているようなものです。2〜3日に1回はかかってくるコマーシャルに怒り心頭です。