今年の種子からの芽ばえの悪さ

昨年の秋に採取してきたいろいろな種子ですが、この春の芽ばえは最低の率でした。
オキナワスズメウリ(モドキ)
荒れ地の脇の側溝に落ちていたピンポン玉ぐらいの黄色い実でした。うわさに聞いていたオキナワスズメウリに違いないと持ち帰って種子だけを保存し、春にビニールポット8個に撒きました。ところが6月になっても芽がでず、短気な私は、しびれを切らして庭の穴に捨てました。その時に1本だけモヤシ様の芽がありましたので、何かわかるまでと、傷がつかないように土に埋めて様子見でした。
6月中旬、モヤシが地上に緑の芽を出しました。
もしかしたらオキナワスズメウリの苗かもしれないとグリーンカーテン予定地に移しましたが、その時にもう1本モヤシを見つけたのでそれも移しました。種子は20個以上あったので、発芽率は10%以下となります。葉の様子がmiyotyaさんのブログの写真と違うので、私のは何かの雑種かもしれません。今からでグリーンカーテンの役目をしてくれるのでしょうか。
○アカシデ
昨年の秋**公園(名前は忘れました)の駐車場のアスファルトの上から、車でつぶされていない種子を20個ぐらい拾ってきました。アカシデの種子は、近くの山から風で我が家の庭にも飛んで来て、毎年芽を出すので、拾ってくる必要はないのですが、アスファルトの上で潰されている種子を見ると私のさもしい感情が働きます。

家に帰って鉢に採り撒きしたのですが、この春発芽したのはたったの2本でした。
これは数年以上前に庭で発芽したアカシデです。可哀そうに狭い鉢に入れられて、それに針金で締め上げられちゃったりして・・・。鉢の右側で発芽した濃い緑で毛の生えた双葉は、本葉が出てきてサンショウと解りました。メスの木だったらほしいのですが。桃栗三年柿八年・・・・、サンショウなんて載ってなかったっけか??。
○ナツハゼ
あるお寺の門前で住職と話をしていて、脇にあったナツハゼの黒い実を一房いただいてきたものです。
実をつぶして小さな種子を露出させてから採り撒きをしたのです。種子は健全な様子でしたが、全く芽が出てきません。
カザグルマ
羽根のついた種子でした。風で飛ばされないように、春先まで机に保管してから鉢に撒きました。それらしい芽が何種類か出てきたのですが、本葉が成長するといずれも雑草であることがわかり、期待は裏切られたまま現在に至りました。園芸の本によれば、10月に採り撒きして6月頃芽が出たとありました。今しばらく見守ってみますが・・・。
ヤマユリ
庭のあちこちにヤマユリが出ています。その中に一本だけカサブランカのように花弁に皴の無い鹿の子の薄いヤマユリがありました。この株の種子を昨年の秋に採り撒きしました。まだ芽が出てきませんが、ヤマユリはこれが正常です。
ヤマユリは1年目は根を出すだけ、2年目にようやく一枚の葉を地上に表します。
でも、来年も芽を出さなかったりして・・・。

以上、今年の発芽率は最低になりそうです。