今時庭の元気君(5)

この寒い中で、双葉のままがんばっている植物があります。

赤紫の双葉は昨年の夏に芽を出したナンテンの双葉です。庭の3カ所で見つけましたが見落としも沢山あるのでしょう。
ほとんどの双子葉植物は春に双葉を出し、すぐに本葉を伸ばし始めますが、一部の植物(スプリングエフェメラルなどの一部)は今年は双葉だけ本葉は来年と決め込んでいます。
ところがナンテンは、双葉を出してみたが、まだ暖かい日が続きそうだと判断すると本葉を出します。「あっ、もう秋だ」と感ずると「じゃあ後の生長は来年の春まで待つか」と、双葉のまま越冬です。これを、優柔不断ととらえるべきか、臨機応変ととらえるべきか迷うところです。他の植物では、遅れて出てきた双葉は寒さで枯れてしまうので、ナンテンはより進化したと考えるべきなのでしょうか。

これはネズミモチの双葉かな?、と推定しています(よくわかりません)。片方の葉が変色しかかって、春まで生きているか心配です。
ナンテンのように優柔不断な植物:アオキもそうですが、他に心当たりの植物がありましたら教えてください。