くしゃみを考える

私は冬になるとくしゃみと鼻水に悩まされます。
ただ悩まされているだけではしゃくに障ります。そこでくしゃみ現象を講釈することにしました。(私は医者ではありません。いい加減な講釈氏です)
鼻がムズムズしてくると、体は条件反射的に、横隔膜を膨らませて肺に空気を溜めます。腹筋を瞬間的に緊張させるとくしゃみになるわけですが、その前にいろいろな作業があるようです。おしっこを漏らさないように尿道を閉めます。ウンチをちびらないように肛門を閉めます。鼻水が鼻から飛び出さないように、ノドチンコ(口蓋垂と言うそうです)で鼻腔への空気の流れを遮断します。気がつかないけれども、その他にもいろいろな手順を踏んでいるのでしょう。全ての準備が整うと脳(?)は腹筋に命令を出して「クション」となるのでしょう。
ここで理解できないのは、鼻がムズムズと異物を感じて、これを排除するのがくしゃみだと思うのですが、ノドチンコで鼻腔へのルートを遮断しているので、肺の空気は口から外に出てしまい、鼻腔の異物を排除することになっていないわけです。では、くしゃみはいったい何のために出るのか?。赤ちゃんのくしゃみでは、ノドチンコがまだ上手く作動せずに、鼻からドバーと鼻水が出てきますが、これが正統派のくしゃみではないか
「ハー!クション」は2つの運動に解析されます。「ハー」は横隔膜を膨らませて肺に空気を入れる動作(だろうと推定)ですが、そんなことをしたら気道に達している異物を肺の奥まで吸い込むことになって、かえって危険ではないか。ハーはやめて、クションだけにすべきではないか。
もう一つ解らないのは、くしゃみをした後のすっきり感(心地よさ)は何のためにあるのか?。気持ちが良いことに目くじらを立てるのもなんですが、気になりますね。逆にくしゃみが出そうで出ない時のイライラ感も「なぜだ?」と言いたい。私がくしゃみを私の意志で止めたのであれば、罰といてイライラの刑に処せられてもしたかたないが、私としてはくしゃみなど早く出てほしいのだ。
これで少しはすっきりしたぞ。