植物の名前

10日程前のことです。
庭の雑草取りの最中に気がついたことです。
小さい稲科の雑草はスズメノテッポウ、スズメノカタビラ、メヒシバと決めつけていました。最初から庭の雑草には興味がなかったこともあります。ところが、一番数が多くて、難儀している雑草が、どうもこれらとは違うことに気がつきました。
図鑑で調べるとニワホコリらしいことが判明しました。

「庭の埃」:それにしてもひどい名前を付けたものだ、人間は身勝手に、ママコノシリヌグイだとか、ヘクソカズラだとか名前を付けるが、ニワホコリもその類の付け方かと思いました。
埃なら口で一吹きで簡単に除去できるはずですが、ニワホコリはがっちり地面にへばりついて、雑草鋤きでもなかなか取れない強者です。名前の付け方が間違っていたのでは、と下手な邪推をしてしまいました。
名前の由来を調べてみるとそうではないことが分かりました。
牧野富太郎の解説では、庭にほこる(=繁茂する)の意味だそうで、なるほどと納得しました。
他の説には、離れてみると花穂が埃のように見えるから、とありました。
私は、この植物の生態をも表現している牧野説を採用したいです。
とみに記憶力が減退してきていて、植物の名前も何か理由を付けないと覚えられないですね。