ドジな夫婦:3万数千円もかかった手品グッズの制作費

空の箱から色々な物を取り出すプロダクションボックスの製作にかかりました。プロのマジシャンに相談したところ、このようなプロダクションボックスは見たことがないと言われて、張り切って製作を始めました。
一番苦労したのは、既製品の蝶番が使えなくて蝶番自身の製作から始めなくてはならないことで、けっこうめんどうな作業になりました。
そのための部品として直径2mm×長さ20mmのネジが必要になりました。細くて長いネジなので普通のホームセンターでは手に入りません。見本のネジをポケットに入れて、15km以上離れた大きなホームセンターにまで行って調達することが出来ました。

数日経って、女房が洗濯機がおかしいから見てくれというのです。槽の中の回転翼の下から「がらがら」と音を立てているのです。回転翼を外してみようとなったのですが、最近の装置は精巧に出来ていて、特別な治具がないと外せないようです。修理を諦めて、新しい洗濯機を購入することにしました。
さて注文した洗濯機が届く日になりました。最後の洗濯をしようと、女房が洗濯機を回し始めたところ、途中からがらがら音がなくなって、スムーズに回り始めたのです。
女房が、「洗濯機の底からこんなネジが出てきたけれど」
と持ってきたのは、私の記憶にもまだ残っていた細長いあのネジの見本でした。
私がズボンのポケットにネジを入れっぱなしにしたのも悪いけど、ことわり無しに洗ってしまった女房も悪いんだから・・・。
最近は、このような場合には、二人で苦笑いして、老化現象のなせる技にするのです。
と言うわけで、3万数千円もかかった手品グッズです。

これだけでは何が起こる箱か分かりませんね、中身はまだ秘密です。


急に秋の気配が深まってきました。鉢植えのブナの葉も黄色く色付き始めました。

葉を拡大してみました。