カーナビの過信はだめ

福島県喜多方市、熱塩加納地区でヒメサユリ祭りが開催中と朝日新聞で宣伝されていた。長雨になる前にと、昨日の朝、気軽い気持ちで出かけることにした。数十分のドライブ気分でカーナビに目的地の住所を入力して出発したのだった。途中でカーナビの到着時間を確認すると3時間以上かかって、到着時間が午後1時であることがわかった。しかし、ヒメサユリの自生地だから、かなりの山奥に違いないと納得しつつカーナビの指示通りに進む。
道は次第に細くなり、ヘアピンカーブの、すれ違いも困難な細道になった。
案内の看板や旗もなし、福島の人は商売けも何もないのかな、素朴な人たちだと勝手に思いつつ進む。
カーナビの予想時刻丁度に目的地に着いた。傾斜地に数件の家がへばりつく集落だが、人気は全くない。立て看板には熱塩加納大平沼地区とあるがこれが唯一の情報源だ。
ヒメサユリ祭り実行委員会に電話して、行く先を聞くも、大平沼地区すらも分からなくて・・、道先案内もできないとのこと。
とりあえず喜多方市の市街地に行って喜多方ラーメンを食べることにした。
市内の八百屋でヒメサユリ祭りの場所を聞いて、ようやく目的地に到達した。可憐なヒメサユリが山の斜面一面に咲いていて、満足して帰ってきたのだが、カーナビの過信は禁物だと実感した。
カーナビのないころは、核心地域の近くに入ると、女房に運転させて、私は地図を見ながら指示を出していたが、カーナビを入れてから地図を見る習慣がすっかりなくなってしまっていた。今回も地図は持たないで出かけたのだ。

カーナビの過信は禁物と我が家の家訓にくわえよう。