大地震が来るとスズメがいなくなる話し

津波で人家が焼失した地域ではおそらくスズメは激減していると思いますが、私の近くでもスズメの数がおそらく半減していると思われます。その原因を考えてみました。
地震によって瓦ぶきの屋根は大被害を受けました。重たい瓦屋根の家は素人目にも明らかに、軽い屋根に比べて大きなダメージを受けてました。ひび割れの度合いも大きく、半壊をした家も多くみられました。修理しようにもその瓦はすでに製造中止とかで、全部新しい瓦に葺き替えなくてはいけないようでした。こういった事情で、私の家の周辺ではすべての瓦屋根がスレートやトタン屋根に代わりました。
困ったのはスズメ達でした。庭のシジュウカラ用の入り口の小さな巣箱までスズメに占領されました。
2階の屋根の雨どいに雨水を集めて階下に送る枡(なんという名前でしょうか?)がありますが、スズメはそこに巣を作ろうとして巣材を運び始めました。でも、スズメは横穴式の巣でないと子育てできませんので、枡をつついてそこに横穴を開けようとしました。しかし、硬い塩ビ製の枡はスズメではとても穴があけられません。面白いことに、両隣の家の屋根でもコツコツと音がしてスズメの無駄な労働が続けられていました。最後は放置されたのですが、後遺症が残りました。
ある大雨の日に、雨どいの枡付近からドバドバと水があふれ出してきて、急きょ私は、苦労して枡より下のパイプを外して巣材を取り除きました。しかし、隣の家の旦那は家のことは一切やらない人で、雨が降ると、今でも、隣から、ドバドバドバと大きな音が聞こえてきます。
最近はスズメの絶対数が少なくなったのでしょうね、昨年も今年も雨枡に巣をかけることはなくなりましたが・・・。