日本は何処へ行く?、困ったことになりました

ついに集団的自衛権とやらが閣議で決定されようとしている。憲法第9条には海外での武力行使は行わないと書いてある。小学生程度の国語力でも理解できる内容だ。首相はこの程度の国語力もないようだ。
首相は、{国民の命、安全(平和)、財産を守るため}に必要だといわれるが、これは集団的自衛権に賛成する人も反対する人もすべてが願っていることで、争点ではない。
国民の命、安全、財産を守るために海外波派遣できる軍隊を持つべきか、そうではなくて、今までやってきたように平和的手段でやっていくべきか、これが争点なのだ。この点についてもっと国民的議論をすべきなのだ。首相は、今になってなぜ海外派遣できる軍隊が必要になったのか、今までの外交ではどこがどのように限界なのかを説明すべきだ。今までの手法でやれる自信がないのであれば、即刻退陣して、それができる人に交代すべきだ。私が推測するに、単細胞の首相は複雑なことは考えられなくて、軍事力に頼るのが一番手っ取り早いとお考えのようだ。
近隣諸国とは、積極的に緊張状態を増生しながら、一方では積極的平和主義と、支離滅裂なことを言われる。
公明党は与党の甘い汁を甘受するために、3要件なるものを飲んで自民党に同調したが、この要件は首相の判断でどうにでもなるフレキシブルなバリアーで、歯止めにはなりえない。なにせ、憲法9条の解釈を白から黒にも変えてしまうほどの首相である。
私が最も危惧しているのは、我が国と密接な関係がある国が攻撃された時は交戦できるらしいことである。密接なる関係とはどの程度の関係なのか?。外国との関係ほどあやふやなものはない。突然、密接なる関係が破棄されることも外交では起こりうるのだ。米国は今はまだ日本重視の姿勢に見えるが、自国の国益を考えると、突然日本を見捨てて中国との関係改善に走るかもしれない。米国とイランの関係が変わりつつあるように、中国と朝鮮の関係が変わるように。
第二次大戦終了間際にソ連は休戦協定を破棄して日本に攻めてきたことも事実である。国と国との密接な関係がどのように覆されてきたかは、今までの歴史が語っているし、これからも同じことが繰り返されよう。

歴史音痴、国語力の欠如した安倍首相にこれ以上首相を続けてほしくないのだが・・・。