哀れなセミ

朝6時15分、白色のセミが庭石にぶら下がって脱皮をしていました。子供のころの記憶では、今の時間帯にはすでに脱皮を済ませて、羽を伸ばしていないといけないのです。従って、目の前のセミは、何かの原因で脱皮に失敗して、死にかかっているのかなと思ったのです。
6時40分ごろ、ラジオ体操を済ませた後で見ると、セミは殻から無事脱出して羽を伸ばし始めていたのです。
安堵して、早速写真を1枚撮りました。

50分ごろでしょうか、テレビを見ていると、庭に白いものが転がり落ちた気配です。よく見ると、なんとスズメがまだ白いセミをつついているではありませんか。
これが自然のなせる業と、見つめるしかありませんでしたが、地上に現れてクライマックスを謳歌しようとしていたセミがなんとも哀れでした。
もう1〜2時間早く脱皮していれば、体色も茶色に変化していてスズメに見つからなかったかもしれませんね。