盆栽用のアルミの棚のその後

6月17日に、アルミニウム製の足場を盆栽用の棚に使ったことを載せました。
その後の様子ですが、大変具合がよさそうです。
まず、ナメクジやアリなどが近づかないだろうと予想していたのはその通りの結果でした。ダンゴムシやワラジムシもいなくなって清潔な棚になっています。
気にしていたのは、夏の直射日光で棚が高温になって、鉢の植物が痛めつけられないかと言うことでした。
昨日はかんかん照りで計測には良い条件だったので、赤外線温度計でその表面温度を計ってみました。
  室内の気温 31.7度(私の部屋の温度は高いようです)    
  ○アルミの棚の日の当たる場所 28.0 30.6 31.3 32.4 場所によって差あり
      〃  日陰の場所   30.1 29.8 32.0  日の当たる場所と変わりなし?
  ○木製の棚 日の当たる場所  60.5 62.8
     〃  日陰の場所    34.6
  陶磁器のテーブルセットの上 55.5 55.1
  直射日光を受ける土の表面  51.8 60.3
    〃    ゴボウの葉の表面 40.9 37.5
と、意外な結果が出ました。金属製のアルミの棚は温度が一番高いと思っていたのですが、ほとんど気温と同じでした。確かに、手で触れてみても高くないのです。一方で、陶磁器のテーブルや石などは触っていられないほど熱くなっているので、アルミの棚の温度が高くないのは体感的にも確かです。
アルミニウムは熱伝導率が高く、しかも棚は厚さが薄い(2mmぐらいか?)ので、熱が蓄積されずに空気中に逃げやすいものと考えられます。
これで、アルミの棚の夏場の温度の懸念はなくなりました。
今のところ、木製の棚と比較して欠点は見当たりませんが、冬の寒さに対してはどうでしょうか??。

写真の左側がアルミの棚で、右側が従来品の木の棚です。