日銀のマイナス金利政策って何だ!

経済の話は私には全く分からない。
市場へ出回る金がだぶつかないように、日銀が強制的に銀行から日銀にお金を預けさせる制度があるらしいが、今回のはそのようなものではないらしい。
銀行が日銀に金を預けるのにマイナスの利子を取るのであれば、銀行はむざむざ損をすることはやらない。日銀に預けた金を自身の金庫に戻せばいいだけの話であろう。それがなぜ金融政策になりうるのだろうか。一部の投資家の中には、政策の変動期を利用して、利益を得ようとするひともあるのかもしれないが。
金融政策を決定する政策委員9人のうち、賛成が5人で、反対が4人と言う僅差での決定である。新聞によれば、学識経験者の間でもその効果に賛否が分かれているようだ。
金融政策は多数決だけで決定すべきではなく、確実に将来を見通せる圧倒的多数の判断をもって決定すべきであろう。例えば国民投票で51対49で決定された場合を考えよう。その決定がマイナスの結果をもたらしたとしても、われわれ国民が判断したことだから私もその責めを感じよう。日銀の政策委員がどのような仕組みで選出されたのかはわからないが、国民の代表者ではない。そういう人たちが、多数決の原理だけでで判断していいのだろうか。失敗した場合その責任はだれが負うのか?。
参議院選挙前に安倍ノミクスのぼろが露呈するのを防ぐ苦肉の策だとしたら、国民をバカにした政策である。