ありんこと喧嘩

 パチンコでカワウと喧嘩しているブログがありましたが、私はアリと喧嘩中です。真っ黒で体長5〜6mmのどこにでもいるアリなのですが、名前は知りません。
 今年も、ニンジン畑の3か所に穴を作っていました。昨年は別の場所でやられて、ニンジンを収穫してみると大きくかじられたリ、二股になったりしていました。(思い浮かぶ心当たりが他にないのでアリのせいにしてしまったのです)
 さて今年は何とかしなくては・・・、殺虫剤は使いたくないし、ほじくり返して巣を壊すと、昨年より狭いニンジン畑は無くなってしまいます。
そこで考えたのが”毛利の水攻め”です。水差しで、巣穴の上から水を注ぎ穴をふさぎます。出来た窪地には砂を振りかけて平にします。この作業を地道に続ければ、そのうちにアリの女王様は「こんな条件の悪いところは嫌でアリんす、引っ越すでアリんす」と判断するに違いない。
当初は、朝・昼・晩と、アリが作った穴に水遣りと穴埋め作業の繰り返しです。2週間もすればご引っ越し願えるだろうと思っていましたが、アリは頑張りますね、まだまだ続きました。
庭で何だか怪しげな作業をしている私に女房はあきれ顔でしたが、そのうち完全無視になりました。
「こちらは暇と時間を持て余しているんだ!、アリなんかに負けるものか!」
と、私は続けました。
1か月たち、私の勝利が見えてきました。新しい巣穴が作られなくなってきました。でもまだ安心はできません。朝昼晩の見回りは続けます。
肝心のニンジンですが、間引いてみると直径5㎜ぐらいの白い根が育っていました。

昨年まで畑として借りていた前の土地は、故あって返上しました。今年はニワゼキショウがいっぱいです。