オオイヌノフグリ

仙台では、先週は、あちらに一輪、こちらに一輪だったオオイヌノフグリの花が、今週になって急に増えてきました。

この名前の意味を知って、『大犬の金玉では可哀そう!!』、と、いろいろな名前が提案されています。
ルリカラクサ(瑠璃唐草)、ルリクワガタ(瑠璃鍬形)、サファイヤソウ、ルリシマダ(瑠璃島田)、ホシノヒトミ(星の瞳)などなど、でもどれも定着せずに、今日でもオオイヌノフグリで通っています。
でも私は、オオイヌノフグリでいいんじゃないかと思っています。
皆さんは、フグリって何だか知っていましたか?、小さい頃この言葉を使ったことがありましたか?。誰も知らなかったのではないでしょうか。植物図鑑や、植物観察会の観察指導員から初めて知ったのではないでしょうか。私もそうでした。
平凡社大辞典では
 フグリ 方言 松の實・松毬
 フグリ 錘 天秤の分銅 おもり
 フグリ 脹らむもの 嚢 陰嚢
とあります。{和名抄}や{物種集}にも出てくる古い言葉のようで、{垂れさがっているもの}を指している言葉のようです。でも、今では日常的には全く使われていない言葉ではないですか。


ここで話が脱線するのですが、私の孫が生まれて親戚が集まった時、おむつを交換するために仰向けに転がされた孫を見て、女性方が、小さな陰茎を見て
「マー、かわいいオチンチンだこと」
と、その場の雰囲気が急に和んだことを思い出しました。



さて話は元に戻って、小さなかわいいオオイヌノフグリ
「マー、かわいいフグリちゃん!!」
で良いのではないかと思うのですが。どうでしょうか。