朝の庭の散策

私の祖先は、おそらく鶏だったのであろう。明るくなってくると、昨夜遅かったとしても、寝られなくなって起き出してしまう。最近は4時半起きだ。
着替えて、顔を洗って、水連鉢のメダカに餌をやる瓶と虫眼鏡をもって庭に出る。虫眼鏡は庭の植物や小動物などの観察用だ。毎日見ていてもほとんど成長していないが、ある時、今まで気付かなかった発見をする時があって、そんな瞬間が好きだ。
10日ぐらい前であろうか、アカシデの鉢植に見慣れない双葉を見つけた。濃い緑で長さ8㎜幅6㎜の葉が二枚、表面に毛が生えている。虫眼鏡で覗くと、剃ってから2日目ぐらいの頬の鬚にも見えた。このような双葉は見たことがないが、本葉が出るまで待つことにした。

これが今朝の写真だ。本葉が出てきた。本葉は双葉に比べて色が薄く3枚葉のようだ。普通は双葉と言っても本葉の面影を感じさせる特徴があり、芽生えた環境なども推定根拠にして、当たらずとも遠からじの植物の名前も出てくるものだが、この植物についてはわからない。双葉と本葉の特徴が一致しないし、鉢の上に出てきたもので、生育環境も解らない。
本葉の観察ではサンショウかな?、と 思うのだが、我が家のサンショウは雄木で種子は付けない。どこからどうやって運ばれたのか?。今しばらくこの木(草?)を見続けることにした。


この木と私の会話
「お前よかったなー、この鉢の上で芽生えてきて。庭の地面から芽生えてきてみなさい。今頃はもう、女房に抜かれちゃって、生きていないんだぞー」
「でもねー、あなたに見つかったら最後、一生狭い鉢の中で暮らすことになるんでしょう。どっちが良いのかなー」



こちらは双葉の5cm隣の同居人。クローズアップで撮ると不思議な世界ですね。傘の直径9㎜のキノコでした。