珍客来訪

このところ、家にいる時は、数独を一問解いては虫眼鏡をもって庭の散策、これの繰り返しです。
先ほども、目標タイム75分の数独を32分28秒で解いて自己満足、足も軽く庭に出ました。
「なんだこれは?、カマキリがもうこんなに成長したのかな?」
胴体の長さが7〜8cmのカマキリが長い足を持て余し気味に植木鉢の間を歩いていました。
「へー、ミズカマキリだ。でもなんでこんな水の無いところにいるんだ」
盆栽棚は一時間ぐらい前に水をかけてビショビショしているとはいえ水たまりは無い場所です。
下手に捕まえると足を折ってしまうので、しっぽをつまんで宙づりにして、草むらに置きました。

背中の黒い線、こげ茶色の胴体、シックだけれどよく見ると綺麗な装いです。小さい頃は川遊びでよく捕まえましたが、水で濡れていないミズカマキリをまじまじと観察したのはこれが初めてです。
数分すると、「ブーン」と、熊蜂のような羽音で、熊蜂より早いスピードで空高く舞い上がり、見えなくなりました。水中や地上での動きは鈍いですが、空中での動きは敏捷でした。