マルハナバチのつぶやき

マルハナバチの武蔵嬢と言います。私たちは大人しいハチでめったに人を刺したりはしませんが、ハチと言うだけで人間は警戒してくれるので、安心して子育てに専念できます。でも、中には、大人しいハチだと知っていて、いたずらをしてくる人間がいるのです。困ったものです。
昨日は、グリーンカーテンなる朝顔の棚で蜜を吸っていました。すでに萎んでしまった花がありましたので、その中に入り込みました。

萎んだ花には蝶や蛾は入り込めないので、競争相手に邪魔されないで蜜を吸えるのです。
(コメンテーター:まだ蜜が少し残っていてほんのり甘かったです)
私としては無警戒でしたね。この様子を近くで見ていた白髪頭の人間がつぶやいていました。
「 $4h3735m6&,`Hi%"~kGn&$69 」
何だか分からない?、ハチ語に翻訳しておきましょう。
「へー、マルハナバチはこんな萎れた花にも入っていくんだ。蜜なんて残っているのかな、ちょっといたずらしてあげよう!!。花の先を摘まんで、ハチを出られなくしちゃえ」
だから嫌いなんですよ!、人間は!。生存のためではなくて、人間は遊び心でも変なことをするんだから。
萎んだ朝顔の花は柔らかくなっているので、先を摘まんでも壊れないのです。
中の私は、後退りしようにもできないじゃあありませんか。威嚇のために、花の中で、羽根をブルルルルと3回ほど震わせてみたんですよ。でも、この人は指先を緩める気配はありません。
引いてもダメなら押してみよと、花の奥の方に力ずくで進んで、エイヤッと頭を持ち上げました。
すると、花の筒が縦に裂けて、外の景色が目に飛び込んできました。
「助かった!、こんなことをして、本当に困った人間です。今は子育て中だから相手はできないけれど、覚えてらっしゃい」
地上では老人がつぶやいていました。
「 )NFI'%BI,%hjHD,5Nmd& ]
ハチ語に翻訳しておきます。
「おお!、そういう手があったか、このハチは力が強いのー。あっぱれあっぱれ。また来いよ」
だって!!、頭に来ちゃう。