ヤブコウジの芽ばえ

6月の下旬だったでしょうか、庭のサツキを丸坊主に剪定しました。その茂みの中に赤い実が2個光っていました。ヤブコウジの実でした。ヤブコウジの実は春先に赤くなって、目につく場所にあった実は全て小鳥に食べられてもうありませんが、サツキの葉に隠れて食べられずに残ったようです。果皮をむいて水洗いをして、カザグルマの鉢の脇に埋めておきました。2週間もすると、根に押し上げられて、種子2個が地上に現れてきました。しかしその後は、成長することも無くそのままの状態で1か月近くたちましたので、立ち枯れて終わりかなと思っていました。

ところが今朝見ると、一方の種子は、殻の帽子が持ち上げられて、緑の葉が見えてきました。
見えている緑は、双葉ではなくて本葉のように見えるのですが、まだよくはわかりません。





もう1本の種子は、成長が遅くてまだ緑は見えていませんが、よく見ると

何と、殻の両端から2本の根が生えています(ピンボケで申し訳ありません)。双子の種子なのでしょうか?。双子だったとしても、胚芽は並んで殻(種子)の中に納まっているのでしょうから、殻の一か所から二本の根が出てきていいと思うのですが。鎹(かすがい)みたいに両端から2本の根が出てきた種子を見るのは初めてです。
さて、どんな形で双葉(本葉?)が出てくるのでしょうか。

ところで、庭のヤブコウジは、白い花が咲き終り、黄緑とピンクのグラデーションのかかった実が成長しつつあります。