逆さに挿したクジャクサボテンの葉、その後

4月に、クジャクサボテンの株の葉を整理しました。切り取った葉の先端から根が出ていたので、根が付いた側を下にして挿し木をしてみました。結果としてどうなるか?、(1)芽が出ないで枯れる、(2)葉の元の方の地上部から芽が出る、(3)地中の根の付近から芽が出る、の中で、私は(3)ではないかと推定しました(4月6日の私のブログ)。
結果は(3)でした。

写真の右側の鉢で、右側のスプーン型の葉が7月下旬にようやく地面に顔を出した葉で、左側の葉が逆さまに挿した挿し穂です。
写真の左側の鉢は、挿し穂の上下そのままに挿した株ですが、しばらくするとわき目が2本出て、今ではわき目が5本にもなりました。右側の鉢の逆さまに挿した株とは成長が全然違います。

逆さま挿しした株の根を洗ってみました。挿し穂の先端に白いゴボウ根のようなものが見えますが、挿し穂の先端が惰性で伸びた葉の一部でしょうか。スプーン状の新芽は根のすぐ下から曲がって出ているようです。
結論としてクジャクサボテンの葉は逆さにしても芽が出るようですが、芽の出る時期は大幅に遅れ、株の成長も3か月ぐらい遅れるようですね。

さて、こんなバカなことをやる人が他にいるのでしょうか?。
クジャクサボテンは挿し木で簡単に増やせるとだけ聞いて、根っこが出ている方を下にして(逆さまに)土に挿してしまう・・・。なかなか芽が出なくて捨ててしまう・・・。園芸屋さんに聞くと、こう言うことはよくあるそうですね。

ところで、クジャクサボテンの原種は着生植物で、この根を樹木の皮の割れ目などに絡ませて登っていくそうですね。