イシクラゲって何だ

 庭のあちこちで暗緑色のヌルヌルした生物が大発生だ。いつ頃からだろうか、発生そのものはかなり昔からだ。我が家の図鑑類を総動員して調べたが判らなかった。普通の植物図鑑類には載っていない。キノコの図鑑にもない。シダやコケ地衣類の図鑑にもなし。庭の雑草の本にもなしだった。高校の生物の先生に聞いた名前は****だったが、その後忘れてしまって、どうしても思い出せないままだった。
 昨夜就眠中に思い出した、”イシクラゲ”だ。インターネットで調べて確認もできた。

 この物体、地面に転がっているゼラチン質の切片で、根もないし、虫眼鏡で調べても表と裏の区別も解らない。100年前のイシクラゲ標本を水にさらしておいたら増殖を始めたらしい。私の知る限り地球上の生物とはいいがたい(恐らく、宇宙生物であろう???)。
 中国では高級料理に使うとか、酢のものにすると旨いらしい。
でも、大発生している場所は、憎きネキリムシや害虫を日ごろからすりつぶしている場所で、このような汚らしい場所に発生した物体を食べる気にはならない。そこで養殖してきれいなものを食べてみようとなった。平鉢に鹿沼土を敷き、その上にキッチンペーパを敷き、洗ったイシクラゲを張り付けてみた。水を切らさないように暫く観察してみよう。(ひょっとして、食用のイシクラゲの培養に成功したりして??)

なぜイシクラゲが大発生したか?。
庭の草むしりを怠っていたところトキンソウ、トキワハゼ、ニワホコリなどが沢山出てきた。1本1本抜くのは大変で、庭土を2cmぐらいの厚さで掘り起こし、乾燥後、ふるいにかけて雑草だけ回収したつもりでいた。その時、乾燥したイシクラゲは、引き裂かれてふるいの目を通り庭に戻っていったのであろうか。そうであればまた新しい草取りの方法を考えなくてはならない。